有り余る承認欲求と自己否定感をぎゅっとしてブワッとするところ。

月のはじめの

6月になった。
6月になったけど特になんの感慨もない。
大半の人間がそうだと思うけど、あまりにも何もなくて改めてびっくりしている。
もっと月が変わることに何か感じても良くない?
こんな感じになって何年経ったんだろう。

私はやたらと子どもの頃どう感じてたっけ、ということを考えて立ち止まる。
私は大人になりたくない子どもだったし、いまや大人になりたくない大人だ。

子どもの頃って、月が変わることがなんとなく気持ちが浮つくというか、嬉しいのかどうか分からないけど何かしらの気持ちの切り替えになっていたように思う。
今だって月末処理の事務仕事から逃れ、次月の売り上げに向け気持ちを切り替えてはいるけど、そういうことじゃない。仕事なんてどうでも良いし。仕事死ね。

何が言いたいかというと、月のはじめの浮ついた感覚をはじめとして、私は色んな感覚を失っていっている。
もうずっと前からそれが続いている。
それをできるだけ自覚していこうと努めている。
自覚してもどうしようもないけど、ちゃんと感じていた自分を忘れないであげたい。

そういえば子どもの時に感じてた食べ物に対する感覚が何も思い出せない。
案外食に関心がなかったのかもしれない。
食べることに情緒を持つのは大人だけなのかな、もしかしたら。