有り余る承認欲求と自己否定感をぎゅっとしてブワッとするところ。

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今日はコンビニでカルビーポテトチップスしあわせバター味のビッグサイズを見つけて買ってしまった。
しあわせバター味は前からすごく好きで、いつも一袋を一瞬で吸うように食べてしまうんだけど、このサイズを全部吸ってしまったらカロリーと塩分えらいことになるぞ…ヤバイぞ…と思いながらも買ってしまった。
ただでさえしあわせという冠が付いているのに、それがたくさん入っているなんて、余りあるしあわせでどうにかなってしまうんじゃないかな。
ハッピーターンのパウダー増量とかもハッピーすぎて食べてる間に飛んじゃうし。

でも結局少しだけ食べただけで済んだ。
たくさん入っているとなんだか安心して、普通サイズの一袋よりも少ない量で満足できた。
しけないように封をして、明日も食べる。すごい、しあわせを分割できた。

しあわせバターっていう味の名前がもうずるい。
平仮名で『しあわせ』と書いてある時点でセロトニン増加を感じるのに、そこにバターときた。
バターってしあわせを作るものだから、みんなバターにめちゃくちゃ惹かれながらも健康のこととか考えて控えるわけ。
健康に悪い罪な油だという認識があるからこそ余計に惹かれる。もうこれには我々は逆らえない。
しかもしあわせバター、正確には『しあわせバタ〜』と表記してある。
『しあわせ』なバターを『バタ〜』にすることによって『しあわせ〜』を演出しているわけ。
しあわせ〜って気が抜けた幸福って感じがする。ポテトチップスの味の名前でこれを表現するなんてすごすぎる。

袋を良く見ると、『しあわせバタ〜』の表記の下にはちみつを垂らすハニーディッパーの写真が目に付く。
しあわせバター味にはバターに加え、パセリとマスカルポーネチーズ、そしてはちみつの4つの素材でしあわせ味を出している。
はちみつってもう完全に気の抜けたしあわせそのもの。
私たちの中にははちみつと言えばくまのプーさんというイメージがあるし、ハニーディッパーを見るとプーさんの抜けた声が思い浮かぶ人多いと思う。
『しあわせバタ〜』の表記の下にそんなプーさん像チラつかせられたら抗えない、我を忘れてしまうよ。
はちみつの後ろにはちゃんとマスカルポーネチーズとパセリの写真も載っていて、パセリの緑色がこのしあわせ一色のフワフワした空間をいい塩梅に締めてくれる。
そしておなじみのカルビーポテトチップスのキャラクター『ポテト坊や』(と呼ばれているらしい)。
他の味のポテトチップスと同じ表情で、人差し指を立てそこに佇んでいる。
何も変わらずそこにいることが、このしあわせバタ〜は美味しいポテトチップスなんだよ、と改めて示唆してくれている。
名前とパッケージだけでも最高すぎない?

味についても熱く語ろうと思ったけど1000文字越えたのでやめておく。
言わずもがなめっちゃ美味しいし、しあわせすぎる。
カルビーさん、こんな最高なしあわせを販売してくれて本当にありがとう。