有り余る承認欲求と自己否定感をぎゅっとしてブワッとするところ。

大人になれませんでした

酷い一日だった。
近くで自殺未遂騒ぎがあったことを知り、帰りの電車は人身事故が原因で遅延していた。
5月は自殺者が増えると聞く。しかも今年のGWは10連休だ、日本人は長く休むことに慣れていないから、連休明けの辛さは計り知れない。

私はまだ社会を理解できていない。なんとなく分かってきたことは、システムの中にいると人間は殴り合いばかりするということだ。
喧嘩が弱い人間は損をする。やっぱり小学校で習ったことなんてみんな嘘ではないか。
大人の理想を刷り込まれた子ども達がいずれ社会に出て、その齟齬に苦しむ。
苦しいからこそ次の世代の子ども達に自分たちの理想をまた刷り込んでいく。
「みんな仲良く」という幼い頃から浴びせられていたものは、平和ではなくその場しのぎの社交性を得るだけだ。本気でぶつかることもわかり合うこともできない。
分かりやすい悪者が現れて正義の味方がやっつけるなんて構図は現実にはあまりない。
規模が大きいあまりに何が悪いのかがあやふやになっているシステムの中で、私たちができることは仲間と殴り合うことだけだ。隣人を表面上悪者にしてしまえば多少楽になる。

次の仕事を探し始めているが何をやっても駄目な気がしていて、しかももう若くないし高卒だし脳みそポンコツな私が活躍できる場なんてきっとない。
生きるためにまた新たなシステムの一部になることはしんどい、死んだほうが早いと思っているうちに退職への気力がなくなり、結局死ぬこともできずに留まり続けるのが私だ。いつもそう。
仕事を辞めても心に平穏は訪れない、というかより人生は辛くなる。
人間を辞めたいよ、人間辞めてリラックマになりたいよ。